2012年6月
父親とのふれあい
 お父さんの大事な役割

●父親の役割
地震、雷、火事、おやじ・・・と、昔はこわいものの代名詞のように言われていたお父さんも、現代では優しく物わかりの良いパパに変わってきたようです。しかし、昔も今も、日々多忙なため、お母さんに子育てをまかせっきりにしている方が多いのではないでしょうか。
母親が安心して子どもを産み育てる環境作りについて、厚生労働省や市町村、地域などが懸命に取り組んでいますが、子どもを育てるということは大変なことです。子育てへの協力はあまりできないにしても、一番大切なお父さんの役割はお母さんの話を聞くということです。特に核家族化が進んでいる昨今、母親の一番頼りになる人となって欲しいのです。そうすることで、母親の子どもに対する姿勢にも大きく影響を与えます。

●お母さんの話を聞く大切さ
一人で子育てを行っている(そう感じている)母親は、子どもに話しかけることが少なく、「父親が関わらないからせめて私が・・・」と、父親の子育て不在をカバーしようと無理が出て、逆に母親の子どもへの関わりが希薄になることがあります。子育てに行き詰まりを感じ、精神的ストレス、イライラが多くなり、子どもの遊びを何でも禁止したり、その時の気分によって子どもを叱ったり、ほめたりするなど、育児姿勢にムラが出てきます。
子育ての大切なポイントは、お父さんとお母さんの関係を良くすることです。お父さん、仕事で疲れていてもできるだけお母さんの話を聞き、
「うんうん」「大変だね」「毎日、ありがとう」と、お母さんのイライラを受け止めてあげましょう。そうすることでお母さんの子育てに対する感情が変わってきます。

ももの木保育園 園長 紺谷明子

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