2009年11月
読み聞かせ
 子どもの心を育てる

●子どもの心を育てる本
読書の秋です。皆さん本を読んでいますか?
読書好きな子にするためにも、小さな時からたくさんの本を読んであげてください。読み聞かせは、子どもの夢を膨らませ、創造性を豊かにします。明るいお話、美しい理性を持つお話、正しい人生観を持つお話、自由独立の精神を培うお話、勤労努力の精神を培うお話、平和博愛に富んだお話、自主努力を養うお話、科学心を培うお話、芸術的な潤いのあるお話など、子どもにわかりやすく、明るく健康的な内容の本を選びましょう。悲惨なお話、刺激のきつすぎるお話、真似やすいいたずらのあるお話は避けた方がいいでしょう。
私の知人は、保育園に通っている頃、繰り返し「金のおの、銀のおの」を読み聞かせてもらっていたため、今でも正直に生きることをモットーにしていると言います。このように、子どもの心に訴えかけてくるお話は、心を養い、生きる指針となるでしょう。

●読み聞かせで会話を楽しむ
私の子どもが小さい頃、「兎と亀」を読み聞かせていると、次男が「兎さん、行儀悪い!寝る時はおふとん敷かなあかん」と言ったり、「3匹のこぶた」のお話では、「レンガでもいいけど、ブロックの方が強いで!」と言い、子どもの視点のおもしろさを再発見しました。読み聞かせには、こういう子どもとの会話を楽しむ良さもあります。
お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、いろんな人が読み聞かせをし、子どもとの会話を楽しんでください。同じテーマのお話でも、読み聞かせる人により受け取りかがが違い、言葉がけも違うことを知り、いろんな考え方があるんだと学んでいくことでしょう。

ももの木保育園 園長 紺谷明子

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