2009年2月
便秘
 生活習慣と便秘

●子どもの便秘を見逃さないで
「この頃、子どもが便秘気味で、2〜3日に1回しか便が出ないのですが…」と、赤ちゃんをお持ちのお母さんから相談されることがあります。また、園でたくさんの子どもと接していると、何となく顔色が悪い、元気がない、食欲がないという時があります。お腹が痛いけれど、トイレにいっても出ないという子どもは、結構多くいます。大人も便秘の時は苦しいですが、子どもも同じです。しかし、子どもは上手く説明できないし、じっと大人しくしているしかないのです。保護者や私達保育者など、まわりの大人が子どもの不調を見逃さず、排泄の周期などを把握しておかないといけません。

●規則正しい生活で便秘解消を
便秘の主な原因は、日頃の生活にあります。子どもが野菜嫌いだったり、食べるのに時間がかかるからと、野菜の量が少なくありませんか?いも類やごぼう、セロリなどの繊維の多い野菜や水分、果物をたっぷり摂るように心がけましょう。食べ物だけでなく、運動も大切です。公園の遊具で遊ぶ、散歩やかけっこなど、外遊びを増やしましょう。そして、規則正しい生活をおくることが重要です。大人のリズムに合わせて、生活のリズムがくずれがちではありませんか?夕食の時間が遅くなったり、朝時間がないからと、トイレもゆっくりできなかったりしませんか?便が出ても出なくても、毎朝決まった時間にトイレに行く、睡眠や食事、排便など、1日の生活を規則正しいリズムを持って行うようにすることで、時間にゆとりが持て、体の調子が良くなり、気分も爽やかになります。
緊張したり、不安がある場合も、便秘になりがちです。子どもの精神面を落ちつかせるためにも、規則正しい生活をおくり、子どもの様子をしっかりと見守るようにしていきましょう。

春日野園 園長 澤井清子

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